排水処理用機器導入事例

ニッケル含有排水処理事例(株式会社朝日クローム工業所

お客様の声

お客様の声

株式会社朝日クローム工業所(神奈川県川崎市)
直間総統括 池田
導入時期

2019年11月

導入型式

パトローネF® ろ過ユニット(W3MFD-012)

導入の経緯

自動車部品への多層ニッケルやクロムめっきを行っています。また、機能めっきや研磨なども行っており、めっき浴はもちろん、前処理浴、後処理浴にも数十台のろ過機を設置して品質の向上に努めています。
ろ過機に使用しているろ布の洗浄作業から発生するニッケル含有排水は工場内で排水処理後に、工業団地内の総合排水処理場に送っていますが、時折ニッケル濃度が高くなることがあり、確実に安定してニッケル排水を処理する方法を検討していました。
フィールドテスト結果、設置スペース・荷重の制限からニッケル処理槽にユニット化された小型MF膜ろ過装置「パトローネF®」を導入したところ、ニッケル排水を1mg/L以下まで処理できることを確認しました。ろ過膜が閉塞した場合、MF膜引取洗浄サービスを利用することでモジュールの薬品洗浄の手間が省け、洗浄廃液処理も不要になりました。

導入の効果
  • MF膜ろ過装置の採用によりニッケルの処理が確実になり、安心して総合排水処理場に排出することができるようになりました。(ニッケル濃度:導入前 高濃度排水→導入後 0.07㎎/L前後)
  • ニッケル濃度を懸念して1日1枚しかできなかったろ布洗浄が1日4~5枚も洗浄できるようになり、めっき不良の改善になりました。
  • 機能別でユニット化されているため、省スペースで設置できました。
  • MF膜引取洗浄サービスの利用で洗浄廃液の処理が不要になり、排水処理の負荷が軽減しました。

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