資源化センターシステム Resource Center System
三進製作所の資源化センターシステムとは、個々のプロセスでは捨てられていた資源(金属、薬品、水など)を「資源化センター」に集約し、集中分別回収処理を行うことで、資源の循環利用を実現するシステムです。
資源化センターシステムの実績
1976年にめっき工程の排水に含まれる金属の回収再利用を目的に当社犬山工場内に設立された「資源化センター」は、全国のお客様を対象に年間6,000本以上のボンベ型イオン交換塔の引き取り再生を行っており、2016年3月末までに累計25万本を越える再生実績があります。
更に2016年より東京都内に「三進RCS東日本サテライト」を設立し、イオン交換塔の再生の効率化を図っております。
資源化センターシステムの略歴
- 1971. 8
- 研究課題『薬品と水の再利用を兼ねためっき排水処理に関する工業化試験』が通商産業省の昭和46年度重要技術開発課題に指定。
- 1976. 4
- 犬山工場に資源化センターを設立。ボンベ型イオン交換機(パトローネi®)の販売開始と引取再生事業を開始。
- 1983. 5
- 東海化学工業会賞を受賞。
- 1988. 5
- 東海化学工業会賞を受賞。
- 2007. 2
- 愛知環境賞・銀賞を受賞。
- 2010. 4
- 愛知県から平成21年度先導的・効果的リサイクル事業の認定を受け、更に高機能化された資源回収システム事業を開始。
- 2010. 7
- あいちエコタウン施設に認定。
- 2012. 11
- 資源循環技術・システム表彰において「産業環境管理協会会長賞」を受賞。
- 2016. 4
- 愛知県から平成27年度先導的・効果的な排出抑制関係施設整備事業の認定を受け、資源化センター高度化工事を行い、新設備での資源回収システム事業を開始。
- 2016. 5
- 経済産業省から「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に選定。
- 2016.11
- イオン交換塔の新たな引取再生拠点として東京都内に三進RCS東日本サテライトを開設。
更に高機能化された資源化センターでは、クロム酸回収装置によりクロム酸溶離液を再資源化の引き取り基準値まで濃縮、精製します。従来スラッジ化し、山元製錬所で再資源化していた銅・ニッケルをロール型電析装置で金属板として回収、再資源化することで、資源回収効率の向上と廃棄物量の削減を実現しました。
また、再生薬品の廃酸・廃アルカリの一部を排水処理用薬品として再利用することで全体の使用薬品量の削減を図りました。
さらに排水の一部を脱塩し用水として再利用し水使用量の削減を実現しました。
動 画 環境保全設備
動 画 エコノバックシステム®
動 画 資源回収(RCS)