排水処理用機器導入事例

亜鉛含有排水処理事例

亜鉛めっき工場(静岡県)

亜鉛めっき工場(静岡県)

亜鉛は鋼材上への防錆めっきとしての利用が最も多いのですが、伸銅品、ダイカストあるいは無機薬品としても使用されています。亜鉛は鉄や銅とともに人の体にはなくてはならない微量元素ですが、水生生態系には悪影響を与えることから公共用水域に排出するには規制値を守らなければいけません。

  • 発生源

    発生源

ポイント

亜鉛の水酸化物は酸にもアルカリにも溶解する性質を持っているので沈殿生成処理pHに注意が必要です。再溶解主な発生源である亜鉛めっき浴にはシアンを含む青化浴(Zn(CN)42-)、ジンケート浴(Zn(OH)3-)、酸性浴(Zn(NH363-)などがあります。これらのめっき排水中の亜鉛を処理するにはシアン、キレート剤、アンモニアの存在を考慮する必要があります。また、他の系統の排水と混合して処理する場合にもキレート剤等の影響を受けないようにする必要があります。さらに沈殿処理で発生した水酸化亜鉛は時間とともに酸化亜鉛に変化しフロックが微細化する傾向がありますので、沈殿槽から微細フロックの流出に注意してください。フロックの微細化

  • 排水処理フロー

    排水処理フロー

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